住宅ローン 繰り上げ返済のオススメ

  • #基礎知識

マイホーム購入における返済計画のポイント

マイホームの購入は、将来のライフプランに大きく影響します。『SOMPO ひまわり生命が住宅購入者を対象にアンケートをしたところ、後悔したことの第 1 位は「繰り上げ返済計画を立てておくべきだった」でした。繰り上げ返済を活用すると、本来支払うべきだった利息を減らせます。ただし、かえって家計を圧迫するリスクもあるので、以下のポイントを意識して計画を立てましょう。

【1】利息軽減効果の仕組みを理解する
【2】日々の生活も考えて計画を立てる

利息軽減効果は繰り上げ返済のタイミングで変わる

住宅ローンで繰り上げ返済をする最大のメリットは、「利息軽減効果」にあります。繰り上げ返済をすると、利息計算のベースである元金が早く減るため、その分の利息を支払う必要がなくなります。 ただし、繰り上げ返済はタイミングによって効果が変わります。例えば、借入から 5 年後に300 万円を繰り上げ返済するケースと、30 年後に 300 万円を繰り上げ返済するケースを比べてみましょう。

 

5 年後に繰り上げ返済:183 万 1,560 円の利息軽減効果

30 年後に繰り上げ返済:27 万 2,100 円の利息軽減効果

(※フラット 35 の最大金利、返済期間 35 年、借入額 3,000 万円、元利均等返済を想定)

繰り上げ返済の金額は同じでも、利息軽減効果には約 160 万円の差が生じました。つまり、闇雲に繰り上げ返済をするのではなく、できるだけ時期を早めることが重要になります。


ライフプランから繰り上げ返済の計画を考える

しかし、できるだけ早く繰り上げ返済をしたからと言って、家計に余裕ができるとは限りません。繰り上げ返済の時期と金額は、以下のポイントを意識して決めることが大切です。 ・繰り上げ返済で家計が圧迫されないようにする ・預貯金や投資によるリターンを想定する 無理な返済計画を立てると、自分らしい生活が難しくなるかもしれません。また、安定した老後生活のために、預貯金や投資の優先度が高いご家庭もあるでしょう。 利息軽減効果だけに目を向けると、日常生活に支障が出てしまう可能性があるため、繰り上げ返済の計画はライフプランも意識してください。



FP 相談で繰り上げ返済のシミュレーションをしよう
住宅ローンの利息軽減効果とライフプランのバランスは、簡単に取れるものではありません。 日々の家計はもちろん、10 年後や 20 年後のライフスタイルまで意識する必要があるためです。 細かい計画を立てることが難しい場合は、専門家である FP に相談をして、「ライフプランをどう設計するか」「どの時期にいくらの繰り上げ返済をするか」「毎月いくらを預貯金・投資に回すか」などのシミュレーションをしてみましょう。

自由住宅では、不動産知識の豊富なファイナンシャルプランナー※によるFP個別相談会を実施しております。 住宅購入における返済計画のご相談はもちろん、適正予算や住宅ローンの選び方、将来のライフプランニングなど、幅広くご相談を承ります。 住宅購入を検討する前にあなたの心配ごとや疑問を一度プロに相談してみませんか? 是非お気軽にお問い合わせください。

 

※FP相談は、弊社提携のFP(2023年度相談依頼実績 1,015件)が対応いたします。




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※記事内容は、自由住宅NAVI独自の調査と見解によるものです。

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